裏事情

ハイヤードライバーの退職理由6選

ryosukepapa
今回の記事でわかる事

・ハイヤードライバーを辞めてしまう理由

・ミスマッチを防ぐためのポイント

スポンサーリンク

はじめに

私は現役のドライバーとして日々ハイヤーの魅力について発信しています。

無理なく継続できる最高の職業だと思いますが、一定数辞めていってしまう人がいるのも事実です。

中には採用の段階でのミスマッチが起きているパターンも多くあります。

今回の記事ではどんな理由で辞める人が多いのかと、ミスマッチを防ぐためのポイントを深堀していきます。

また、下記の記事で事前に向き不向きを確認しておくといいでしょう。

【どんな人?】ハイヤードライバーに「向いている人」「向いていない人」を徹底解説!!

それでは始めていきます。

ハイヤードライバーの退職理由

暇であることに耐えられない

まずは1つ目、暇であることに耐えられない、です。

ハイヤーという仕事は「待つのが仕事だ」と言われるくらい待機時間が長いです。

もちろん採用の段階ではそういったことも説明を受けて入社しているはずですが、いざ実務に入ってみると想像以上に長いです。

1日の待機時間が計12時間なんて言う日もあります。

私はYouTubeやkindleなどのコンテンツ消費をメインに時間を使っていますが、それでも時間が余りまくります。

そんなに長いこと集中力って続きませんからね。

そうなるとひたすらお客さんを待つだけの時間はとても苦痛に感じてしまうのかもしれません。

ハイヤードライバーという仕事の一番の醍醐味を活かせない人は入社しない方が無難と言えます。

拘束時間の割に給料が安い

2つ目は、拘束時間の割に給料が安い、です。

長い待機時間が故に一般企業と比較すると確実に拘束時間は長くなります。

しかし、その割に給料は安く設定されています。

もちろん勤続年数が上がって基本給が上がっていけば別でしょうが、それでも安いですね。

これを理由に辞めてしまう人も多いです。

が、ハイヤードライバーの仕事の特徴として「拘束時間は長いけど濃度は薄い」と言われています。

一般企業の同じ残業時間と比較しても体力的にはかなり楽だと思います。

それなら多少給料が安いのも仕方がないと私は思います。

そして同僚を見ていると、どちらかというとガツガツ稼ぎたいという人よりかは無理なくそこそこ稼げれば良いという人の方が多いように感じます。

体感的にはそこまで無理をしなくても世のサラリーマンの平均年収ぐらいはいきます。

それ以上を稼ぎたい人はそもそも入社してこないのかもしれませんね。

退職金がない

3つ目は、退職金がない、です。

中には退職金制度のある会社もありますが、ハイヤー会社には退職金制度がない会社も多いです。

私の勤めている会社にもありません。

この点を危惧して将来に不安を感じ辞めてしまう人もいます。

これに関しても副業等により稼ぐ力を付けつつ、制度の改正を信じるしかありません。

なかなか個人で解決できる問題ではありませんからね。

それか退職金制度のある大手企業を選ぶしかありません。

私の会社でも退職金制度の創設に動いているようですので、いい結果になるように信じつつ、自分でもしっかりと準備をしていきたいところです。

偏った配車

4つ目は、偏った配車、です。

フリーという働き方になると、その日の仕事は配車デスクと呼ばれる職員のさじ加減で決まる部分が大きいです。

この時にかなり配車が偏る場合があります。

例えば20代の独身のドライバーや仕事を断るのが苦手なドライバーなどに無茶な仕事を割り振られてしまったりします。

具体的には深夜まで及ぶ仕事の翌日に朝早めの仕事を入れられたりするケースです。

中には稼ぎたい若者でこういった無茶振りでもバリバリこなすタイプの人もいますが、それは結構稀なケースです。

たいていの人の場合は不公平さを感じてしまい辞めてしまいます。

特に20代の独身ドライバーの場合、家族もいないし、若いがゆえに頑張れば多少の無茶もできちゃうので都合よく使われがちですが、適宜断る勇気も大切です。

無理して事故を起こしてしまっては意味がないですからね。

私はフリーでやっていた時は臆することなく無茶振りは断っていました。

断ったからと言ってその後の仕事に不利益になることはないので、体力的に厳しい仕事はどんどん断るべきです。

ハイヤーの働き方に関しては下記の記事をご覧ください。

ハイヤードライバーの働き方~車庫番・専属・請負~

接客に向いてない

5つ目は、接客に向いていない、です。

40代・50代で転職してくる人が多い業界ですが、今まで接客業や営業等の経験がない人も多くいます。

ハイヤードライバーも接客業なので、時にお客様から嫌味を言われることもあります。

私自身は前職が飲食業で、そういったことはあるあるだと思っているので気になりませんが、経験がない人にとっては耐えられないようです。

また、40代・50代で仕方なく転職してきた人にとってはお乗せする役員様は自分と同世代だったりします。

そこで自身のプライドが傷つけられて嫌になってしまうケースがあるようです。

これに関しては気持ちはわからなくはないですが、「接客業とはそういうもの」ということがわからずに入社してしまうのは残念ですね。

変なプライドは捨てて、仕事だと割り切れるような人でないと継続は難しいかもしれません。

直接雇用されるため

最後に6つ目は、直接雇用されるため、です。

近年このパターンはかなり少なくなっていますが、専属や請負で担当していた役員様に気に入られて先方の会社に引き抜かれるパターンもあります。

先方の企業の社員としてドライバーをやっていくイメージです。

昔はこういった流れも多かったようですが、最近はかなり稀なケースになっています。

要因としては不景気の影響によって企業がドライバーの雇用まで維持するのが難しくなってきているためです。

逆に直接雇用からハイヤー会社へ外注化する流れが加速しています。

さらにこの直接雇用ですが、私自身はあまりおすすめしていません。

一般的にハイヤー会社で働くより直接雇用の方が給料は高い傾向にあるのですが、ハイヤーの一番の旨みが失われてしまうからです。

これら直接雇用についての詳細は下記の記事で解説しています。

【正直微妙です】役員付き運転手(直接雇用)をおすすめしない理由4選

まとめ

それでは本日のまとめです。

本日の解説内容

・ハイヤードライバーを辞めてしまう理由

・ミスマッチを防ぐためのポイント

本日は上記の内容について解説してきました。

ハイヤードライバーの退職理由は次の6点です。

ハイヤードライバーの退職理由

・暇であることに耐えられない

・拘束時間の割に給料が安い

・退職金がない

・偏った配車

・接客に向いていない

・直接雇用されるため

退職には様々な理由がありますが、一般企業の退職理由で多い人間関係に悩んで辞めてしまうケースはほとんどありません。

そういった意味でもハイヤーという職種にしっかりマッチした人なら長く続けられるのではないかと思います。

下記の記事で向き不向きはしっかり確認するようにしましょう。

【どんな人?】ハイヤードライバーに「向いている人」「向いていない人」を徹底解説!!

最後までご覧いただきありがとうございました!

スポンサーリンク
ABOUT ME
りょう
りょう
現役ハイヤードライバー
30代、40代、50代からでも最高の転職を!
都内大手ハイヤー会社で働く現役のハイヤードライバー。
前職までは飲食業に従事し、うつ病直前まで疲弊するもハイヤードライバーに転職して人生が劇的に好転。
普段脚光を浴びることの少ないハイヤードライバーという仕事について、いい事も悪い事も赤裸々にお伝えしていきます。
記事URLをコピーしました