裏事情

【厳しい現実】なぜハイタク業界は慢性的な人手不足なのか

ryosukepapa
今回の記事でわかること

ハイタク業界人手不足の理由

・人手不足を解消するためにどうするか

スポンサーリンク

はじめに

ハイヤードライバーという仕事はタクシーと合わせて「ハイタク業界」と言われています。

このハイタク業界、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますがどこの会社も人手不足に悩んでいます。

やはりどうしても入れ替わりの激しい業種ですので、辞めていく人も多いです。

そんな中採用に苦戦している会社が多いのも事実です。

その理由としては業界のイメージの悪化が最も大きな要因と言えます。

この業界ってどうしても他に就職するアテがなく仕方なく始める人が多い、というイメージが強いです。

そういった先入観から就職先として敬遠されがちになっています。

結果若い人もなかなか入ってこないという悪循環になってしまっています。

今回の記事ではこういった人手不足の理由について深掘りし、人手不足をどうやって解消していくのかについても考えていきたいと思います。

今回の記事を読んで、ハイタク業界の実情の部分を知っていただけたら幸いです。

それでは始めていきます。

ハイタク業界が人手不足な理由

業界のイメージ悪化

まずは1つ目、業界のイメージの悪化です。

この業界ってどうしても就職先として他に行くところがなく、仕方なく始める仕事というイメージが定着してしまっている現状があります。

極端な話、運転免許があれば誰でもできる仕事ではあります。

2種免許も入社後に会社のお金で取得することができます。

他業界で役に立つ有用な知識やスキルも正直身につきません。

結果ドライバーの平均年齢も60歳を超えています。

またタクシーの交通事故や車内でのお客様とのトラブルの映像がニュースで報道されることも多いです。

それらが結果的に業界のイメージダウンにつながっています。

若い人材が入ってこない

2つ目は、若い人材が入ってこない点です。

上記で解説した理由から就職先として若者に敬遠されがちになってしまっています。

親目線でもせっかく大学まで行かせたのに運転手にはしたくないという価値観の人は多いようです。

その結果入社してくるのは40代以降の人が圧倒的に多く、どんどんドライバーの高齢化が進んでしまっています。

「高齢になり免許を返納して移動にタクシーを利用するようになったら、ドライバーの方が年上だった」という皮肉な話を聞いたことがある方もいらしゃるかもしれません。

若い人材の確保が急務と言えます。

交通事故のリスク

3つ目は、交通事故のリスクです。

重大事故はハイヤーよりも主にタクシーの方が多いですが、よくメディアでも報道されています。

やはり運転する時間が長い分、事故のリスクを懸念される方は多いです。

ダイレクトに命の危険に関わる仕事ですが、その割にそこまで儲からないのも事実です。

見方によってはリスクとリターンが見合ってないように見えてしまいます。

これでは敬遠されるのも無理はないです。

今後需要が続くか心配

最後に4つ目、今後需要が続くか心配、という点です。

運転の仕事において多くの方がまず初めに懸念されることは自動運転の普及により仕事がなくなってしまうのではないか、というところだと思います。

今後の自動運転の普及によりこれから先も会社が存続しているかわからないと考える方が多いです。

なのでどうしても就職先として選ばれにくくなってしまっています。

これに関しては正直な話、タクシーは微妙かもしれません。

例えば行き先を入力するだけで目的地まで自動運転で走行できる日が来るかもしれません。

しかし、ハイヤーは大丈夫だと思っています。

そもそもハイヤーを求めているお客様はハイヤーを単純な移動手段として見ているわけではありません。

一人一人のお客様に合わせたきめ細やかなサービスや運転手付きの車というステータスに価値を感じて利用してくださっています。

ハイヤーの需要はそんなに簡単には無くならないと思います。

▼▼詳しくは下記の記事をご覧ください▼▼

【徹底考察】リモートワークが普及する今、ハイヤーに未来はあるのか!?

人手不足を解消するためにどうするのか

メリットに目を向ける

ここからはハイヤーの人手不足を解消するためにどうすればいいのか、について考えていきたいと思います。

そもそもハイヤードライバーというのはかなりニッチな職業で、一般的な認知もかなり低いのが現状です。

世間的にも注目度は低い職業です。

しかしそんなハイヤードライバーにも数多くのメリットがあります。

そういったあまり注目されないメリットの数々を発信し続けていくしかないと思っています。

かなり根気は要りますが、少しずつ認知を広めて業界のイメージアップにつなげられたらと思います。

▼▼代表的なハイヤーのメリットについては下記の記事をご覧ください▼▼

【最大のメリット】ハイヤードライバーの待機時間の過ごし方4選

大手企業では新卒採用をしているところも

また、大手企業の中には新卒採用を実施しているところもあります。

いきなりハイヤードライバーとしての採用ではありませんが、タクシーで数年経験を積んだ後にハイヤードライバーに転籍してくる人もいます。

大手企業にはハイヤー事業部とタクシー事業部の両方がある場合が多いので、そういったフレキシブルな対応が可能になっています。

それではなぜ新卒社員は直接ハイヤードライバーにならないのでしょうか。

その要因は人生経験の浅さにあります。

やはり大企業の経営者がお客様なので、ある程度の社会人経験・人生経験は必須になってしまいます。

▼▼詳しくは下記の記事をご覧ください▼▼

【本質】ハイヤー会社が新卒を採用しないたった一つの理由

まとめ

それでは本日のまとめです。

本日の解説内容

ハイタク業界人手不足の理由

・人手不足を解消するためにどうするか

本日は上記の内容について解説してきました。

ハイタク業界が人手不足の理由は次の4つです。

ハイタク業界が人手不足の理由

・業界のイメージの悪化

・若い人材が入ってこない

・交通事故のリスク

・今後需要が続くか心配

業界を取り巻くイメージはあまり良くないですが、イメージアップのため今後も根気良く発信を続けていきたいと思います。

▼▼少しでもハイヤードライバーに興味を持った方は下記の詳細記事にて詳しく解説しています▼▼

【現役ドライバーが徹底解説!】ハイヤードライバーって何??

最後までご覧いただきありがとうございました!

スポンサーリンク
ABOUT ME
りょう
りょう
現役ハイヤードライバー
30代、40代、50代からでも最高の転職を!
都内大手ハイヤー会社で働く現役のハイヤードライバー。
前職までは飲食業に従事し、うつ病直前まで疲弊するもハイヤードライバーに転職して人生が劇的に好転。
普段脚光を浴びることの少ないハイヤードライバーという仕事について、いい事も悪い事も赤裸々にお伝えしていきます。
記事URLをコピーしました