【実情】ハイヤーでありがちな苦情4選


みなさんこんにちは、りょうすけ(@ryosuke_ikuji)です。
今回の記事ではハイヤーでありがちな苦情について解説していきたいと思います。
今回の記事でわかること
・ハイヤーにはどんな苦情があるのか
・苦情を受けたドライバーはどうなるのか
はじめに
いきなりですが、あなたは苦情を受けたことはありますか?
社会に出て日々仕事をしていると、多かれ少なかれ必ず直面する問題だと思います。
消費者に直接言われるパターンもあれば、取引先企業の担当者からの苦情もあるでしょう。
私の本業であるハイヤードライバーでも残念ながら苦情を受けてしまうことがあります。
中にはごくごく稀に理不尽なことを行ってくる方もいますが、ほとんどの場合はこちら側に非があります。
なので一般企業のように理不尽なクレーマーに頭を悩ませることはなく、とにかくこちら側が真摯に反省をし改善をするしかありません。
今回の記事ではハイヤーにはどんな苦情が多いのかについて解説していきます。
▼▼ハイヤードライバーの基本中の基本については下記の記事で詳しく解説しています▼▼
https://ryosukepapa.com/kosodatepapa-hyear/それでは始めていきます。
ハイヤーにありがちな苦情
声が小さい
まずは1つ目、声が小さい、です。
ハキハキとした声で喋るというのは接客業の基本です。
が、本人はハキハキ喋っているつもりでもそれがお客様に届いていないケースが多々あります。
基本的にドライバーは前を向いているので、必然的に声も前の方に向けて発します。
そうすると後ろに乗っているお客様にはどうしても届きにくくなってしまうことがあります。
しかも今はコロナ禍の影響によりマスクをつけて運行しています。
そういったこともドライバーの声を聞き取りにくくしてしまう要因の一つと言えます。
また大企業の経営者がお客様なので、緊張してしまう場面も多いです。
緊張すると人は声が小さくなりがちです。
特にHSP気質があると大変だと思われがちですが、実はそんなにお客様と会話する場面は多くないです。
基本的にこちらから不用意に話しかけてはいけないルールになっています。
お客様から話しかけられた場合のみ、頑張れば良いだけです。
実車中だけハキハキ頑張ろう!
喋りすぎ
2つ目は、喋りすぎ、です。
先の例とは対照的に、喋りすぎて苦情になるケースもあります。
車内では仮眠を取りたいなど、静かに過ごしたいお客様もいらっしゃいます。
また、重要な電話をされていたり、最近ではイヤフォンでリモート会議の様子を聞いていたりする方もいらっしゃいます。
こういったことも踏まえて、基本的にはこちら側から必要以上に話しかけてはいけない、というルールになっています。
これがタクシーとの大きな違いでもあります。
お喋りが好きなお客様ならいいですが、そうでない場合はまずいことになります。
ちゃんとお客様の性格を見極める必要があります。
難しいことは考えずに、お客様の方から話しかけてきた時だけ乗っかれば良いと思っています。
喋りすぎに注意!
道を知らない
3つ目は、道を知らない、です。
ハイヤードライバーはあらかじめ知らされた予定通りに運行することがほとんどなので、意外と道を知らない場合があります。
特にお客様から予定外の行き先を指示された場合、テンパってしまうことが多いです。
これはタクシーと比較すると、根本的に走る距離が全然違うので仕方ない部分もあります。
経験を積んでいくに従って自然とアドリブ力も身についてくると思っていますが、突発的な予定変更にも素早く対応するために iPadでGoogleマップを活用することを私はおすすめしています。
理由は車のカーナビよりも直感的に素早く入力できお客様をお待たせしないからです。
▼▼詳しくは下記の記事をご覧ください▼▼
【現役ハイヤードライバー直伝】カーナビではなくiPadでGoogleマップを活用するのが最強な理由
使えるものは何でも使おう!
情報漏洩
最後に4つ目は、情報漏洩、です。
これは完全に論外ですが、お客様企業の社外秘の情報などを喋ってしまうドライバーも稀にいます。
例を一つ挙げます。
・ある会社の専属ドライバーだったAさんは、副社長だったお客様が子会社の社長に就任される、という情報を耳にした。
・後日副社長がご乗車になった際に、「社長就任おめでとうございます」と良かれと思って伝えた。
・結果、お客様はご立腹されそのドライバーは専属を外されることに。
さて、これらの何がいけなかったのでしょうか。
ポイントは2点あります。
まず、子会社の社長就任はまだ社外に公表していない情報だったこと。
そして、子会社の社長就任は必ずしもめでたいこととは限らない、という点です。
会社によっては『本体の社長にはなれなかった=出世コースから外れた』、と捉えられているかもしれません。
その場合、お客様にとっては全く喜ばしいことではありませんね。
我々は大企業の役員様をお乗せするので、車内では普通にインサイダーな情報が飛び交っています。
そんな中、とにかく私たちドライバーは見ざる言わざる聞かざるの姿勢が重要です。
お客様の会話にはいい意味で興味を持たないことが求められます。
口は災いの元!
苦情を受けたドライバーはどうなるのか
口頭注意
ここからは、苦情を受けてしまったドライバーはどうなるのか、について解説していきます。
軽いものなら今後気をつけるようにと口頭で注意を受けるだけで済むこともあります。
例えば少し到着予定時間に遅れてしまったなどの場合です。
もちろん予定の中身によりますが、多くの場合誠意を持って謝罪すればそこまで大きな問題にはなりません。
専属交代
専属の場合ですと、最悪は担当を交代させられることもあります。
これは単純に相性が合わないから交代してほしいというパターンもあります。
狭い車内で同じ時間を過ごすことになるので、相性の合わないお客様だとお互いが疲弊することになります。
HSP気質があるとこの辺は気になるところかと思います。
「気が合わないお客様に当たってしまったらどうしよう、、、」
と考え込んでしまうかもしれません。
しかし、何かしらの違和感を持ちながら仕事をしていると、基本的にお客様の方から遅かれ早かれ交代要請がくるので、そんなに考えすぎることはありません。
実際に私も何度か交代になってしまったことはあります。
その辺は自分ではコントロールできないことなので上手く割り切って、次のお客様とのご縁を待つのみです。
クビ
先に解説した情報漏洩などで万が一お客様企業に多大な損害を与えてしまった場合などは、最悪の場合懲戒解雇もあり得る話です。
特にSNSが広く普及した現代社会ですと、何がきっかけで炎上してしまうかわかりません。
情報の取り扱いに関しては研修でもしっかり教わります。
私の会社では情報漏洩が原因でクビになったという話は聞いたことがありませんが、日々情報発信している身としては今一度気をつけていかなければいけないと思っています。
まとめ
それでは本日のまとめです。
・ハイヤーにはどんな苦情があるのか
・苦情を受けたドライバーはどうなるのか
本日は上記の内容について解説してきました。
接客業である以上、苦情というものはどうしても避けられないと思います。
もはやこれは宿命とも言えるでしょう。
私も過去に何回かご意見をいただいてしまったことがあります。
しかし、凹んでばかりもいられません。
苦情を受けてしまってもそれをしっかり受け入れ、真摯に反省をし、次に活かしていく精神が重要だと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!