ハイヤードライバーが絶対にやってはいけない違反2選

・ハイヤードライバーに多い違反
・ハイヤードライバーが絶対にやってはいけない違反とは
はじめに
毎日仕事で車に乗っているとどうしても違反のリスクがついてまわります。
日本の道路交通法では実に80種類以上の違反があります。
もちろんどの違反もやってはいけないのですかその中でも特にやってはいけない違反があります。
結論、それはスピード違反と放置駐車違反です。
これらの違反は重大事故につながる可能性が高く、またこれらが累積すると最悪の場合会社が事業停止の行政処分を受けてしまう可能性があります。
本日はこのことに加えて、ハイヤードライバーに多い違反について解説していきます。
今回の記事を読めばハイヤードライバーの知られざる苦労がわかるでしょう。
それでは始めていきます。
ハイヤードライバーに多い違反は?
信号無視

まずは1つ目、信号無視です。
さすがにあからさまな信号無視はありませんが、都内には非常に分かりにくい信号が多くそれらに惑わされてしまうドライバーが多いです。
その中でも特に直進のみの矢印信号で左折してしまうことが多いです。
これはドライバーの不注意が主な原因です。
矢印信号が直進のみの場合は直進しかしてはいけません。
冷静に考えれば当然のことですが、ぼんやりとしながら運転していると違反してしまいがちです。
歩行者妨害

続いて2つ目は、歩行者妨害です。
これは信号のない横断歩道で歩行者の存在を見落として先に進行してしまい検挙されるケースが主です。
歩行者の存在に直前になって気がつきそのまま交差点に進入してしまうことが非常に多いです。
そしてこの違反の厄介なところは、歩行者側が気を利かせて譲ってくれた場合でも検挙の対象となってしまうところです。
例え歩行者が道を譲ってくれたとしても車は絶対に先に行ってはいけません。
警察官に見られていたら捕まってしまいます。
また、単純にこのことを知らない歩行者も多いという事実もあります。
特に免許を持っていない中高生などが気を遣って譲ってくれることが多いです。
少しでも認知が広まってくれればと思います。
一時不停止

最後に3つ目、一時不停止です。
一時停止は完全停止が原則です。
徐行して通過は検挙の対象になります。
特に見通しのよい交差点などでは徐行して通過すればいいだろうと思い込み、検挙されてしまうケースが目立ちます。
慢心せずに完全停止が求められます。
ハイヤードライバーが絶対にやってはいけない違反
スピード違反

さて、ここからが本題です。
ハイヤードライバーが絶対にやってはいけない違反の1つがスピード違反です。
特に空いている高速道路や生活道路などで検挙されることが多いです。
放置駐車違反

もう一つが放置駐車違反です。
駐車違反は周りの迷惑にダイレクトにつながります。
これも事故を誘発する原因の一つになり得ます。
また、一般車両は駐車監視員や警察官に見つかってから違反切符を切られるまで10分前後位の猶予がありますが、ハイヤー車両はものの数分で違反切符を切られてしまいます。
なので外での待機中にトイレなどに行く際も、必ずコインパーキングに入れてから車を離れなければなりません。
もちろん駐車料は会社が負担してくれます。
違反切符を切られた時のリスクを考えれば安いものですね。
スピード違反と放置駐車違反はなぜやってはいけないのか
重大事故につながる可能性が高いから

ここからはスピード違反と放置駐車違反をなぜやってはいけないのか、についての解説です。
まず、これらの違反は死亡事故などの重大事故の原因になる可能性が高いです。
特にスピードに関しては出せば出すほど様々な事故の危険性は高まっていきます。
我々プロのドライバーがそういった原因を作ってはいけません。
当然のことですね。
違反が累積すると最悪事業停止に

そして、年間のうちにスピード違反と放置駐車違反が一定数累積すると、最悪の場合事業停止の行政処分を受けてしまう可能性があります。
行政処分は車両停止(ランダムにこの車は使っちゃダメと指示される)などの比較的軽いもので済む可能性もありますが、どんな処分が降るかはわからないのが現状です。
また、年間で何件などの基準は私たちにはわかりません。
何月から何月までの1年間なのかもわかりません。
ある日突然、行政処分の対象になってしまうというわけです。
なので私たちはこの2つの違反だけは絶対に行ってはいけません。
まとめ
それでは本日のまとめです。
・ハイヤードライバーに多い違反
⇒信号無視、歩行者妨害、一時不停止
・ハイヤードライバーが絶対にやってはいけない違反とは
⇒スピード違反、放置駐車違反
・これらの違反はなぜやってはいけないのか
⇒重大事故に繋がる可能性が高い、事業停止の行政処分を受けてしまう可能性がある
本日は上記の内容について解説してきました。
ハイヤードライバーは一度違反をしてしまうと、とてもめんどくさいです。
1日〜数日間乗務停止となり、反省文を書かされたり所長からヒアリングを受けなくてはいけません。
そんな無駄な時間を過ごさないためにも、今日も一日安全運転でいきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!